is: 2008年3月アーカイブ



お受験

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現在、幼児教育や知能開発などを行っている幼児教室の大半が目標としているものはひとつです。

それは小学校受験、いわゆるお受験です。
名目上は子供の創造性や情操を育む...などと宣伝されてはいますが、それらの能力は全て小学校受験で選考の対象になるものばかりです。最初はそんな目的を持っていなかった人でも、幼児教育を受けさせる過程でお受験の存在を深く知り、次第に目指すようになります。まさにお受験にはそれだけの魔力のようなものがあります。現在の状況は若干過熱気味の感もありますが、これだけたくさんの人がお受験に奔走する理由はなんでしょうか。
まず、学級崩壊やいじめの問題など、公立の小学校に対する不信感が強くなっていることが考えられます。公立小学校はその校区内に住んでいれば誰でも入学できるのですから、当然問題のある児童も入学してくることが考えられます。そんな子と一緒に学ばせたくない、という親の気持ちは分からなくもありません。国立や私立の小学校は受験までして入学してくる子供ばかりなので学習意欲も高く、親の教育意識も高い人が集まることから、教育環境が良いというのが魅力になっています。

次に、これも先ほどの公立小学校に対する不信にも通じるのですが、ここ最近続いてきた「ゆとり教育」の弊害が考えられます。偏差値重視の詰め込み教育を改めることを目的としたゆとり教育でしたが、これが逆に学習内容を幼稚化させて学力低下や学校が荒廃する原因になったと言われています。私立小学校はゆとり教育制度下でもしっかりと教育が行われていることが人気の理由となっています。

私立の小学校の中には有名大学の附属小学校となっているところもあります。中で真面目にやっていれば大学まで苦労なく進学できるところも多いので、小学校受験だけで受験を終わらせてしまって、後は楽をさせてあげたいという希望を持った人も多く居ます。
これらの魅力を考えると、幼児を持つ親がお受験に血眼になっているのもうなずけます。教育格差が広がっている現在、どの小学校に入るかという時点で大学受験までの勝負が決するとも言われており、幼児教育=お受験対策となってしまっている現状は当分変わりそうにありません。

他の受験と違って、お受験だけは学力のみの選考ではなく子供を総合的に評価する傾向があります。そう言った意味では幼児教育はこれをやっておけばOK、というものがないのです。
色々なことを総合的に経験させて、考える力を養うというのは実に漠然としていますから、それゆえに過熱してしまうのかもしれません。



幼児期に育てたい能力

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子供を幼児教室に通わせている親にとって、幼児教室に求めるものとは何でしょうか。

幼児期に育てたい能力はその時点で完成された能力ではありません。
その後の発育をスムーズに進めるための基礎作りです。幼児教育が他の教育と大きく異なるのはその点においてです。逆に言うと、幼児教育で学ぶことというのは、その後の人生で学ぶチャンスはあまりありませんから、幼児教育がいかに重要かということになります。

家庭内にせよ、幼児教室にせよ、そこで養われる能力は大きく3つのカテゴリーに分類されます。

ひとつは「自立性・協調性・社会性」。これらの能力は今後の人生において自分のことはキチンと自分で行い、社会の一員として生活が出来るようにする能力です。最近問題になっているニートや引きこもり、その挙句の果てに凶悪犯罪を起こすような輩というのは、この部分の教育が欠けているせいだと言われています。自分の身の回りのことを自分でやれること、他の子供と協力して物事に当たれることなどを幼児教室では色々な活動を通じて養います。

ふたつめに「丈夫な体づくり」。これも健康な人生を送るには欠かせません。人間の脳は幼児期でほとんどが完成されるとお話しましたが、体もそれと同じです。その子供が健康で活動的な人間になるかどうかは幼児期の行動によるところが大きく、幼児教育が担っている役割は極めて大きいと言われています。またスポーツに対する才能や素質があるかどうかもこの時期に見ることが出来るので、あらゆる経験をさせる意味でもこの時期に積極的に体を動かすトレーニングを行います。

そして最後に「感受性・芸術性・創造性」です。
これらは幼児期が最も活発に吸収できる時期であるのと同時に、もっとも伸びしろの大きい部分です。子供は柔軟な頭で物事を感じ、考え、そして行動します。それは時には大人の想像を超えることもあり、子供の持つ可能性の大きさを感じさせられます。豊かな情操を養うことにより物事への関心や好奇心が強くなり、その後に学んだことを吸収しやすくなります。つまり、勉強の好きな子供になります。幼児教育の段階ではあまり細かいことにとらわれずに、子供が自分で感じたことや行動したことを褒めて評価し、伸ばしてあげましょう。
子供はそれに呼応するように、どんどん能力を伸ばしていくでしょう。

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