幼児教育: 2007年10月アーカイブ



幼児教育の一般論

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幼児期の子供は可能性のかたまりと思います。

これからの人生をどう過ごしていくのか、この段階ならまだどうにでもなるのですから、無限の可能性を秘めていると言っても過言ではありません。
この時期を過ぎると、幼児期にどんなすごし方をしたかによって運命が分かれてくるようになります。

最近の子供は基本的な生活習慣や態度についての能力に欠けていると言われて久しいですが、これは幼児教育の失敗、もしくは不十分さによるものです。学級崩壊やキレる子供という問題もこの延長線上にあると言っても良いでしょう。それでは、この原因は何でしょうか。

色々な原因が指摘されていますが、やはり家庭内の教育能力が低下していることが一番に挙げられると思います。少子化や核家族化は子供同士の横のつながりを持つ機会を減らすのと同時に、地域の子育て能力を低下させることにもつながります。それまでほとんど親や家庭の中の人間関係しか知らなかった子供が就学年齢になっていきなり社会性を発揮するのは到底無理です。何事にも練習は必要です。それでは未就学期の教育機関として幼稚園や保育園はどうでしょうか。

確かにこれらの施設では他の子供と触れ合う機会もあるので幼児教育には有効だと思いますが、逆にこれらの施設に期待しすぎるところが最近は見受けられます。子供の教育や学習については幼稚園に任せておけばいい、という考え方は全く間違いではないと思いますが、最も関わる時間の長い親からの教育が最も強い影響を及ぼすのは言うまでもありません。

また、「幼児教育」というと「幼児を教育する」という意味に捉えがちですが、子供だけを教育するのが幼児教育ではありません。親は年齢こそ大人の年齢に達してしますが、子供を育てるということに関してはほとんどの人が素人であるはずです。そういう意味では子育てに関しては子供と大差はないということです。そんな人も子育てを経験することにより子供と一緒に親も成長するのです。幼児教育という言葉にはそんな意味も込められているのです。

子供は成長するにしたがって次第に人格を形成し、仮に歪んだ部分があったとしてもそれを矯正するのは時間を追うごとに容易ではなくなります。それを頭が柔らかい年齢のうちに良い方向に導いてあげること、それが幼児教育の目指すところです。

そうは言っても何をすれば良いのか、何から始めれば良いのか分からない...それは決して珍しいことでも恥ずかしいことでもありません。ここではそんな幼児教育の重要なポイントを順に書いてみたいと思います。



幼児教育とは

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よく、人間が生まれてから亡くなるまでの一生は常に勉強だと言われますね。

確かにそれは正しいと思いますが、それだけだと全てを言い当てていないように感じます。
というのは、人生の各場面で勉強することが全く違うからです。適切な時期に適切な勉強、これがかみあってこそ初めて勉強の効果が上がります。

さて、そんな人生の各場面における勉強の中で、一番最初に経験するのが幼児期の勉強です。幼児期は自分で必要性を感じて何かを勉強するということはありませんから、その場合は親が教える、または教える機会を与えることになります。これを教育と言い、幼児期の教育を幼児教育と言います。

すでに頭が固くなってしまっている大人と違って、幼児期の子供は頭が柔らかく何でも吸収する力を持っています。「3つ子の魂百までも」とも言いますし、確かにこの時期に人格や知識の土台のようなものが形成されるのは何となく分かる気がします。その「何となく」は科学的にも立証されており、人間の脳は生まれてから2歳までに6割が形成されると言われています。6歳までとなると、なんと9割の脳がこの時期までに形成されるそうです。

ところで、脳には右脳と左脳があるのはよくご存知だと思います。左右それぞれの脳はそれぞれの役割を持っており、右脳は五感と言われる直感的な能力、左脳は論理的な思考能力を司っており、それぞれの脳をうまく育てることによりそれぞれの能力が高まることが証明されています。もちろんそれぞれの能力は一方だけが強化されてもそれは完全とは言えず、思うように伸ばすことが出来ません。やはり何事もバランスが大切で、左右の脳をバランス良く育ててあげることが大切です。

幼児教育は発達段階にある幼児期に左右の脳をバランス良く発達させることに大変有効で、この時期の教育がうまくいくと将来にわたって大きな成果を上げるため、現在大きく注目されているのです。教育という言葉は「教える」という漢字が含まれているので、何でも教えることだと思ってしまいがちですが、教育には自分で考える力を養うことも含まれています。それは幼児教育になるとさらに顕著で、この時期に自分で考える力を養うことは大変有意義です。

幼児教育のたとえ話として時折用いられる話があります。算数の掛け算は数字と数字を掛け合わせるものですが、幼児期の教育成果×その後の学習という数式で最大の効果を上げようとするなら、幼児期の教育効果を高めておくと同じ努力でもより高い効果が上げられるというわけです。

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